■古典随筆の比較表■
時代 |
書名 |
成立 |
作者 |
内容・特色・文体 |
平安 |
枕草子 |
長保2年(1000)後 |
清少納言 |
簡潔でつややかな和文体。鋭敏な感受性によって,約三百段が綴られ、「をかし」の知的・理性的な美を表現。 |
鎌倉
室町 |
方丈記 |
建暦2年(1222)頃 |
鴨 長明 |
流麗な和漢混交文。動乱の世の中の苦悩や不安、人生の無常を説く。 |
徒然草 |
元徳2年(1330) |
吉田兼好 |
伝統的な和文体と和漢混交体。くずれゆく貴族社会への批判と懐古を内包させた、社会・人間に対する洞察の書。 |
江戸 |
常山紀談 |
元文4年(1739) |
湯浅常山 |
戦国時代から江戸初期頃までの武士のすぐれた言行を。わかりやすい文章で書きとめている。 |
花月草紙 |
寛政8年(1796) |
松平定信 |
軽妙な擬古文。当時の社会、風物について感じたことを皮肉やこっけいを交えて綴る。 |
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